健 康 食 材

こんにゃくの話

こんにゃくは昔から 「おなかの砂おろし」などと云われてきました。
それは食物繊維の豊富なこんにゃくを食べることで体に不必要なものを掃除する
という意味から云われています。
こんにゃくの主成分グルコマンナンは腸で消化されない不溶性食物繊維で
水分を含んでかさを増すのでお腹が膨張し、満腹感をもたらします。
そのため、食べ過ぎを防ぎ、カロリー摂取を抑えることができるわけです。
不溶性食物繊維のグルコマンナンは小腸内でコレストロールの吸収に影響を及ぼし、
胆汁酸を吸着して再吸収を防ぐので血中コレステロールを下げる働きがあります。
こんにゃくには食物繊維のほか、カルシウムも豊富に含まれています。
こんにゃくのカルシウムは酸に溶けやすく、体内に吸収されやすいので、
乳製品が苦手な方はこんにゃくで摂取されてもいいですね。


もち麦の話

お米と同じように、大麦にも「もち性」と「うるち性」があります。
「もち性」の大麦が、「もち麦」と呼ばれています。
大麦は、お米、小麦に比べて食物繊維が豊富で、
もち麦(もち性大麦)はうるち性大麦よりも食物繊維量が多くなる傾向があります。
大麦の胚乳に含まれる水溶性食物繊維の「β-グルカン」の健康機能性が認められるように
なり、一般的にもち麦には、うるち性大麦の約1.5倍の「β-グルカン」が含まれます。
麦ご飯を摂取すると「β-グルカン」がデンプンを包み込み、デンプンの消化を抑え、
糖の吸収を穏やかにすることが知られています。